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帯状疱疹ワクチン接種を開始しました

更新日:2021年8月26日

院長の蓮見です。


帯状疱疹という病気をご存じでしょうか?

背中やわき腹、顔などに痛いぶつぶつが出来て、ただれて、神経痛などが残ったりする帯状疱疹。原因は水ぼうそうを起こす水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)です。


VZVはヘルペスウイルスという種類に属しています。ヘルペスは眼にも病気を起こし、ぶどう膜炎や角膜炎、網膜の病気の原因となることもあります。


ヘルペスウイルスの特徴は、いったん人に感染すると、その感染は生涯続くということです(持続感染)。しかし、免疫力が正常の人では、症状を起こすことはありません。弱った時や免疫力が落ちた時に局所に症状を起こすのです。


VZVは神経の根っこの方にある神経節細胞に潜伏しています。免疫力が落ちてくると、その神経節から末梢神経を伝って帯状疱疹を起こします。そのため、帯状疱疹のぶつぶつは、その神経の支配域の皮膚にあらわれます。また、通常は片側性に起こります。


最初はピリピリとした痛みを感じ、そのうち皮膚に赤い発疹が複数個現れ、そのうち水疱化します。場所によっては、顔面神経麻痺などの神経症状を合併することがあります。治療は抗ウイルス薬の内服です。

重症な場合は入院して治療することもあります。

帯状疱疹は皮膚科の病気ですが、眼の周りにできた水疱で、眼科に来る方も時々いらっしゃいます。


元町マリン眼科の事務長も2年前くらいに罹患して、後遺症の神経痛に悩まされていました。事務長の症状は彼のBlogに詳細に書かれています。



帯状疱疹は50代から発症が増える病気です。また、基礎疾患があったり、ステロイドなどの免疫力を下げる薬を飲んでいると発症しやすくなったり、重症化しやすくなります。



元町マリン眼科では、帯状疱疹ワクチンの接種を始めました。

当院ではシングリックスの接種を推奨しています。シングリックスは2か月あけて2回のワクチン接種が必要です。2か月以上開ける場合はなるべく半年以内に接種する事、となっています。

しかし2回のワクチンプログラムを終えれば、生涯予防効果が得られるといわれています。



ワクチン接種は保険適応がありません。自費での接種になります。

接種は1回22,000円です。接種は予約制で予約後のキャンセルはできません。

帯状疱疹ウイルスワクチンご希望の方はまずはお問い合わせください。




#角膜炎







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