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眼瞼下垂手術の経過・埋没編

更新日:2022年12月13日


今回は、若い方の眼瞼下垂手術の経過をご紹介します。

*ご本人の承諾を得て掲載しております。



さて、術前です。瞼が被さって見にくい、睫毛が入って邪魔という訴えで手術をご希望されました。一重で、蒙古襞が強いので、睫毛の向きが内側を向いています。見づらいのでおでこを上げて眉毛に力が入っていますね。


この方には、糸を埋め込んで瞼を折りたたみ、睫毛の向きも変えられる、いわゆる埋没法をお勧めいたしました。手術は局所麻酔で、スクエアループ法で行いました。




手術翌日です。麻酔による腫れが強くて二重の幅が広くて心配になりますよね。しかしこれは腫れているせいなのです。腫れはいずれ落ち着きますと、念を押して今は辛抱です。



術後1Wです。1週間たったら洗顔もメイクもOKです。少し腫れは改善していますが、まだ腫れている状態です。




👆5週間後の状態です。二重の幅はほぼ完成形です。睫毛の向きが改善し、上の方の視界が開けています。




👆術後4ヶ月の状態です。もうすっかりお顔にもなじんでいますね。自然な仕上がりでご本人も手術して良かったとおっしゃっていただけました。

*お写真のご協力ありがとうございました!



術後のダウンタイムは、手術の侵襲度によって、またご本人の体質によって個人差が大きいですが、手術を検討されている方は参考にしてみてください。

眼瞼下垂手術にもいろいろなバリエーションがあります。当院では一人一人のお顔に合わせた手術をカウンセリングでご提案して納得して手術を受けて頂けますので安心してご相談下さい。



元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。

眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。


  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。

などが代表的な症状です。

眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。



眼瞼下垂手術について


手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。

また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6千円程度かかります。



手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。


ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は1~2週間で徐々に軽快します。


リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。


この記事の執筆者


元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子

所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)


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