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黒目が白くなってきた…これって白内障?

今日は時々質問を受けることがある病気について解説します!


「黒目が白くなってきたんだけど、これって白内障ですか??」



黒目(角膜)というのは透明な膜なのですが、周りの部分が白~銀色になっていますね。

これは白内障ではなく、老人環(ろうじんかん)という名前があります。


その名の通り、高齢の男性に多いイメージです。これは角膜に脂質が溜まって起こる老化現象の一種なのです。高齢になればある程度はみな起こりますが、80代では有病率100%だそうです。家族性高コレステロール血症の方では、40代くらいから起こることもあるそうです。


残念ながら、この白いものを除去する治療はありません。中心まで濁ってきてしまったら見えなくなってしまうのではないか、と心配になりますが、これで見えなくなることはありませんのでご安心ください。



白内障とは、黒目の中心の瞳孔の奥にあるレンズが濁ることです。レンズの濁りは見にくさに繋がり、視力回復には手術が必要です。白内障も加齢によっておこる現象で、白髪と同じで誰でもなります。加齢を止めることは不可能ですが、日頃からアンチエイジングを意識して若々しさを保っていきたいですね。




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