最近、男性の普通の眉下切開の記事が少なかったので、先日卒業した患者様にご協力をお願いしたところ、快諾していただけましたのでお写真を掲載しております。
友人にも「整形したの?」と聞かれるほど評判良いそうで、実際にお友達も手術をご希望されて先日受診されました。
手術前の写真です。最近他焦点レンズの白内障の手術を受けられて、視力は最高でしたが瞼が邪魔で視界が遮られ邪魔になるということで、その病院からの紹介で受診されました。垂れ下がった瞼をおでこで持ち上げるために常に眉毛の上の筋肉が緊張している状態です。眉下切開でたくさん皮膚を取るのが良さそうということで眉下切開を行いました。
最初はみぎ17ミリとひだり15ミリ切除のデザインでしたが、術中の仮縫いで、まだ皮膚が余るということで2ミリずつデザインを広げて19ミリと17ミリ切除することになりました。縦の幅が2センチ近く縮まり、眉毛は下がっておでこの緊張はなくなりましたね。
抜糸の時の写真です。まだ血腫の名残で皮膚が黄色いですが、キズはだいぶ落ち着いています。
まだ左側が突っ張る感じがするとのこと。時間が一番の薬ですとお伝えして1ヶ月後。
1ヶ月後の定期検診では絶好調です、との事でした。なぜかはっきり二重になっています。この方は一重だったはずですが、完全に二重になっていますね。事務長も眉下切開後に二重になりました。そういうこともあります。
4ヶ月後にはすっかりキズも目立たなくなり、周りからは評判が良いそうです。
完全に二重になっており、術前のお写真と比べると同じ人物とは分かりづらいくらいですね。ご本人はなんの問題もなく、見やすくなって良かったとのことでした!
キズはよく見ればわかりますが、まだ赤みがあるので最終的には無色になります。
しかし御本人は心配事は何もないという事でしたので晴れて卒業となりました。お写真のご協力ありがとうございました!
最近、取った皮膚の重さを計量していますが、これまでの最大級の切除皮膚は1.4gくらいでした。男性は1g弱、女性では0.6~7gくらいが平均です。年齢や性別、皮膚の弛緩量も人それぞれですから比較は難しいですが、女性は皮膚も薄く、顔も小さいことから男性よりは少ないことが予想されますよね。
マッチ棒に換算するとマッチ棒の平均の重さは0.133gなんだそうです。出典元はこちら
男性では片側の皮膚1g=マッチ棒約7.5本
女性では片側の皮膚0.6g=マッチ棒約4.5本
ということになります。思ったより少ないですか?しかし、取った皮膚をしっかりと縫い付けるのでリフト効果で上がるんでしょうね。
最近ブログの閲覧数が減ってがっかりしていますが、いいね!やフォローで励まされます。ブログを応援して下さる方は是非いいね!をよろしくお願い申し上げます。
元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
瞼が下がって視界が狭い。
上の方や横の方が見にくい。
テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。 眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。 眼瞼下垂手術について 手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。 ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。 リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
この記事の執筆者
元町マリン眼科
院長 蓮見由紀子
所属学会・認定医
医学博士
日本眼科学会認定専門医
横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)