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執筆者の写真HASUMI

その左右差、埋没で解決!

更新日:6月13日

今回は、片方が一重で、もう片方が二重という左右差にお悩みの方を埋没法で二重形成を行ったところ、経過良好だったのでご紹介いたします。(*御本人の了承を得てお写真を掲載させていただいております、ご協力ありがとうございました。)


左右差のある瞼に片方だけ二重埋没を行った症例


術前の写真ですが、もともと右目は一重で、アイテープなども活用していたということですが、年齢を重ねるうちに瞼の皮膚が伸展し被さるようになってきて、最近は頭痛を来してきたとのことです。

被さる瞼を持ち上げるためにおでこに力が入り、眉毛がへの字に上がっています。




左の二重に合わせるように、右眼は埋没法による重瞼形成をご提案し希望されました。

術翌日にはもうすでに見やすいとのことで喜んでいただけました。




1週間後の診察では内出血がまだ残っていたのですが、3週間後にはだいぶ薄くなっています。眉の高さは同じくらいになりましたね。




傷が目立たず、自然な二重を作れる埋没法による二重形成


最近、傷がきれいで、ダウンタイムが短い埋没法を見直して、適応がある方には積極的に行っています。良い適応なのは皮膚のたるみが少なく、瞼が薄い方で薄っすらと二重線があるかないか、という方にはおすすめの術式です。この方は術前すでにシワのような浅い二重がありますので、埋没法が比較的やりやすい方です。


瞼が分厚い方は、埋没糸が外れやすくて難しいのですが、瞼が分厚い方はそもそも二重になりづらく、切開法でやったとしても二重は出来づらいと思います。その為、私は瞼が分厚く奥二重の方は眉下切開をおすすめすることが多いですが、瞼が分厚い人は腫れが長引きやすく眉下切開で行ったとしてもダウンタイムが長くなります。瞼が分厚いのは誰が悪いわけでもないのですが、そういう体質だということをご理解いただき、ダウンタイムを受け入れていただくしかないのです。しかしダウンタイムは永遠に続くわけではなく、いつかは軽快するということだけはお約束できます。


Non surgical時代の美容外科手術


今日は、自費研フェスティバル2023というのに参加してきました。最後のセッションはNon surgical時代の外科手術について、というお話でしたが、世界で最も行われている美容手術(いわゆるPlastic surgery)は脂肪吸引だそうで、次いで豊胸手術。日本ではどちらもあまり件数は少なく、一番行われているのは瞼の手術だそうです。


手術の種類毎の世界ランキングで、まぶたの手術が一番行われているのは日本、次いで多かったのは意外にもブラジルでした。(このランキングには中国韓国が入っていませんでしたので、この2カ国が入ると順位は変わると思われます)ブラジル人といえば、日本ではカルロス・ゴーンが思い浮かびますが、まぶたの手術が必要な感じのお顔ではなかった気がします。


Non surgicalの件数ランキングも国柄を反映していて面白かったですが、日本はダントツ脱毛が多いとのこと。日本人のツルツル信仰がいかに特異的かを表していますね。中国人は脱毛は全然興味ないそうです。



ちょっと話が逸れてしまいましたが、当院では眼瞼下垂症に対して、それぞれのお顔に合わせた術式をご提案し、なるべく自然な仕上がりを心がけて手術を行っております。眼瞼下垂の診断基準を満たし、瞼が下がることにより様々な不調を来している方であれば保険適応で手術を受けられます。眼瞼下垂の症状でお困りの方は是非当院にご相談ください。



元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。

  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。

などが代表的な症状です。 眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。


眼瞼下垂手術について 手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。 ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。 リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。


この記事の執筆者


元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子

所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)







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