今回の症例は、よく周りの人に「怒ってるの?」と聞かれてしまうんです。というお悩みの方の眼瞼下垂手術の経過です。*ご本人の了承を得てお写真を掲載させていただいております。ご協力ありがとうございました!
瞼が重くなってきて、知らず知らずのうちに眉毛が持ち上がっているのと、特に右目(向かって左側)がよく三角になってしまって睨まれていると思われてしまうのがお悩みだったそうです。目つきが悪いと言われる、とか怒ってる?と聞かれるというこのお悩みは、結構眼瞼下垂の患者さんに共通している気がします。
奥二重で眉毛が立派な方なので眉毛下皮膚切除の良い適応と思われます。
術翌日です。右目はほぼ一重になっていたのが、はっきり二重になっていますね。
1週間後には腫れもだいぶ落ち着いて、ご本人はすでに視界が広がった感じとのこと。
1か月後のご様子です。
すっかり腫れは落ち着いて、周りの人からはどこ切ったのかわからない、びっくりされるとのことでした。
おでこの力が抜けて、優しいお目元になったと思います。
今後は赤みも取れてどんどん目立たなくなっていくことでしょう。
この方のように、もともとはっきりとしたお顔立ちで、目と眉が近い方は、加齢による皮膚の弛緩が軽度でも、重みを感じやすい傾向があるように思います。
そんな方でも、眉下の分厚い皮膚を1センチくらいとるだけで、ぐっと開きやすさを感じていただけます。
更にあまり顔が変わらず半年もたつと、「誰も気が付かない、でも目は開けやすくなっている」と喜んでいただける手術です。
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元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
瞼が下がって視界が狭い。
上の方や横の方が見にくい。
テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。 眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。 眼瞼下垂手術について 手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。 ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。 リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
この記事の執筆者
元町マリン眼科
院長 蓮見由紀子
所属学会・認定医
医学博士
日本眼科学会認定専門医
横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)