本日は男性で眼瞼下垂手術に先駆けてアートメイクを行った方のご紹介です。*ご本人の承諾を得てお写真を掲載しております。ご協力ありがとうございました!
最初は眉毛が薄いので、アートメイクをやりたいというご要望でアートメイクを行いました。
初診時のお写真です。
1回目のアート直後のお写真です。目頭が弱かったので、男性らしく濃い目にラインを入れました。
1か月後のご様子です。1回だけの施術でしたが、かなり定着が良く色素が残っています。アートは気に入っていただけたらしく、また薄くなったら続きをやりたいとのことでしたが、待合室で眼瞼下垂の動画を見て、自分も眼瞼下垂なんじゃないかと思ったそうで、眼瞼下垂の手術をご希望されました。
目と眉の距離がかなり離れており、皮膚がかぶさるタイプの眼瞼下垂なので、眉毛下皮膚切除をお勧めしました。
かなりの内出血ですね。普段は抗血小板薬を内服しているそうで、一応休薬してもらったのですが、少しは影響もあるのかもしれません。
1週間後の抜糸後のお写真です。アートメイクのおかげで傷はかなり目立たなくなっています。
1か月後の様子です。ご本人は上の方が見やすくなって、信号が良く見えるようになったとのことです。遠くにお住いのお嬢様にもビデオ通話で好評だそうで、今度リアルで会える日を楽しみになさっているとのこと。
「年を取ったらみんなこの手術はやった方がいい、みんなに宣伝している」と自ら写真の使用を快諾してくださいました。お写真のご協力ありがとうございました!
この方のように、男性で眉が薄い方は眉下切開をやるのはためらわれます。手術後はどうしても半年くらいは傷が目立つからです。女性はお化粧で隠してくれますが、男性は眉毛を書いたこともない方がほとんどでしょう。男性で眉毛が薄い方のために当院ではアートメイク施術も行っております。
アートメイクで先に眉毛を書いておけば、傷跡も目立ちにくいので先駆けてやっておくのがお勧めです。
元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
瞼が下がって視界が狭い。
上の方や横の方が見にくい。
テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。 眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。 眼瞼下垂手術について 手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。 ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。 リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
この記事の執筆者
元町マリン眼科
院長 蓮見由紀子
所属学会・認定医
医学博士
日本眼科学会認定専門医
横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)