カスタマイズ大勉強会に参加して
- HASUMI
- 3月16日
- 読了時間: 3分
更新日:3月17日
眼科と美容の二刀流を目指して、これまで様々な本を読み、セミナーに参加し、日々勉強を重ねてきました。しかし、実際の診療ではセオリー通りにいかないことも多く、行き詰まることもありました。
カスタマイズ研究会との出会い
そんな中、美容皮膚科学会で黄先生のカスタマイズ治療についてのお話を伺い、「こんな美容医療があるんだ!」と衝撃を受けました。患者さん一人ひとりの状態に合わせ、オーダーメイドのように治療を組み立てるスタイルに、大きな可能性を感じました。黄先生のKOクリニックは、マリン眼科の隣の駅にあるのです。「眼科のくせに美容皮膚科なんてやって……」と怒られる覚悟で、思い切ってお話を伺いに行きました。ところが、黄先生はとても優しく「いつでも見学に来てください!」と温かいお言葉をかけてくださったのです。
それを真に受け、すぐに見学に伺いました。それが私とカスタマイズ研究会との出会いでした。実際に診療を見学し、私が実臨床からふわっと理解していた美容の知識が、そこでは体系化され言語化されていました。理論だけでなく、実践に落とし込む過程を間近で学べる機会を得たことで、自分の美容診療に対する考え方が大きく変わりました。
また、月に数回の頻度で行われるウェブ勉強会では一つのテーマを掘り下げてエキスパートの先生も新進気鋭の先生も活発な討論がされていました。その内容はアーカイブでいつでも何度でも復習することもできるのです。

今回で2回目のリアルでの大勉強会
今年の大勉強会は2回目の開催でしたが、今回の内容は各論的な治療技術の話というより、「カスタマイズ治療がどのように変遷してきたのか」というテーマを中心に、海外の先生方の講演、医療とアートに関する話など、非常に幅広い内容が盛り込まれていました。
またカスタマイズ研究会の今後の展望も垣間見え、ますます盛り上がっていくであろうカスタマイズ界隈。
今日の参加者全員が最終的にたどり着いた結論は「やっぱりカスタマイズ治療って素晴らしいよね」ということだったように思います。(韓国の先生の言葉を借りれば「うらやましい!」とのことでした。)
「チーム医療」が繰り返し強調された今回の勉強会
特に印象的だったのは、「チーム医療」の重要性が何度も強調されていたことです。私自身も常々感じていることですが、病院やクリニックには医師だけでなく、看護師を始め多くの職種のスタッフが関わっています。医師一人では限界があり、多くの患者さんを治療し、幸せにするためには、チームとしての力を底上げすることが不可欠です。そのためには、 目指すゴールを共有し、個々の知識を交換しながら、全体としての経験値を上げていくことが大切なのだと改めて実感しました。
この学びを 元町マリン眼科 に置き換えて考えたとき、私たちが目指すのは「瞼のデパート」として、眼と瞼に関するあらゆる問題に全力で取り組み、患者さんの悩みを解決できるクリニックになること。そのためには、個々のスキル向上だけでなく、チーム全体としての成長が不可欠です。来年は、ぜひクリニックのスタッフ全員でこの勉強会に参加し、さらにレベルアップしていきたいと思いました。