こんにちは、院長の蓮見です。
いわゆるシミを含む、皮膚の色素性病変については以前の記事を参照していただきたいのですが、メラニン色素がが問題となるわけです。
一度できてしまったメラニン色素は、IPL光治療や色素レーザーで、メラニンを熱破壊、または細かく粉砕して免疫細胞による除去をしないと消えません。
しかしレーザーは怖い、痛そう、ダウンタイムが心配‥などいろいろな理由でシミ治療に踏み込めない方もいるかも知れません。
皮膚はターンオーバーという新陳代謝を繰り返しています。皮膚の中にできてしまったシミはも表皮の中であれば、新しい皮膚が再生する際に、メラニン色素がつくられなければ、生まれ変わった皮膚は白いはずです。新しい皮膚がメラニン色素を作らないように、ブロックしておくことは、これからシミを作らないために重要です。
メラニン色素はメラノサイトという細胞で作られます。原料はアミノ酸の一種であるチロシンというものです。
チロシンは食べ物などに含まれます。たけのこを茹でると白い結晶ができますが、そればチロシンです。パルミジャーノチーズの中にもチロシンの結晶ができることがあり、ジャリジャリとした食感になります。また、体内ではフェニルアラニンから生合成されます。
チロシンは体内酵素の働きにより甲状腺ホルモンや、カテコラミンなどの重要なホルモンへと変換されます。
紫外線などの刺激が加わると、チロシナーゼという酵素が活性化し、最終産物であるメラニン色素が増加します。それがシミとして認識されます。
多くの美白成分はチロシンをメラニンに合成する過程を阻害するものから開発されました。
ハイドロキノンはチロシンをドーパに、ドーパをドーパキノンへと変換するチロシナーゼをブロックします。
当院で採用しているハイドロキノン含有クリームはDRXシリーズのHQダブルブライトEというもので、使用感の良いクリームタイプです。ハイドロキノンの含有率は4%でビタミンEも配合されています。(2000円、税別)
洗顔後、乳液等の後にシミが気になるところに塗っていただくだけでOK!
2ヶ月から3ヶ月位の使用をおすすめしています。
IPLやレーザーで治療が難しい、肝斑などにも効果があると言われています。
もちろん、紫外線が増悪因子なので、日焼け止めを塗る、日傘をさす、手袋をするなどの予防が大切です。また、活性酸素も悪化要因です。抗酸化物質であるビタミンCを積極的に摂るように心がけましょう。
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