top of page

新型コロナのお子さんの視力への影響❓


昨日今日はすでにゴールデンウィークのお休みだった方も多いかもしれません。


元町マリン眼科は学校検診の紙を持ったお子さんがたくさん来ました。初めて眼鏡のお子さんも多かったのですが、裸眼視力を親御さんにお伝えすると


「えー、そんなに見えてないの?」


とみな一様に驚いていました。


去年と今年は、普通に外で遊ぶ機会が減ってしまい、おうち時間が多くなったせいか、近くを見る時間が多かったのも影響しているかもしれませんね。




近視は遺伝要因と環境要因の両方が影響する多因子疾患ですが、近見作業が長いと近視化すると考えられています。


最近は小さいうちからタブレットやスマホなどに触れる機会が多いめ、より近くをより長い時間みるようになってきています。

見るなとは言いませんが、せめて30分使ったら、5分は他の物を見る、視線を遠くに動かすようにしましょう。


1日2時間外で遊ぶお子さんの方が近視が進みにくいというデータがあります。

外で体を動かすことは体力増進にも大事です。



眼鏡を掛けると視力が進む、または眼鏡を掛けたり外したりするのは眼に良くない、などどいう噂がありますが、どれも噂です。

眼鏡はピントを合わせるためのもので、それによって近視が進むとか進まないという報告はありません。必要になったら、お子さんには適切な眼鏡を作ってあげるのが良いでしょう。



近視は進んでしまうと、治すのはほぼ不可能です。それは身長と同じようなもの、と説明しています。近視化した目は眼球が奥にラグビーボールのように伸びています。一度伸びてしまった眼球は縮むことはありません。

成長期が近視化の感受性が高いため、成長期に近視が進むことが多いです。


そのため、近視予防の取り組みがあります。詳しくは過去の記事をご覧ください。

アトロピン点眼も有効性は報告されていますが、近視が進まないような生活習慣を守ることが大切です。


マリン眼科のある神奈川県も、蔓延防止措置がとられており、せっかくの連休はあまり旅行などには行けなくなってしまいましたが、近視予防の観点から、長時間のゲームやタブレットの使用は控えて乗り切ってくださいね。





閲覧数:80回

最新記事

すべて表示
bottom of page