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執筆者の写真HASUMI

最近埋没法を見直しました

今日は、埋没法で経過が良い患者さんのご紹介です。(御本人の了承を得てお写真を掲載させていただいております。ご協力ありがとうございました!)

目頭切開をするようになって、二重の持ちが良くなることを経験したことから、最近また埋没法の適応を拡大しています。また、手術方法も見直して、腫れが少なく外れにくい方法を取り入れ、今後の長期的な経過を確認したいと思っています。切らないことから出血も少なく、ダウンタイムが短いことが一番の利点です。手術時間も切開法の約半分(両目で30分以内)と短いので、手術が怖い方でも比較的気軽に受けられる方法です。


今回の方は、アレルギー性結膜炎で受診された方なのですが、診察の時に上の瞼の睫毛が目に入っている事に気が付き、睫毛の向きを改善するために埋没法をやってみたら?とお勧めしてみたことから手術に至った方です。




上が術前のお写真で、下の写真は手術の1ヶ月後です。



直後から腫れは少なく、1ヶ月後までほぼ変わりありませんでした。周りの人にも余り気づかれないくらい自然であるにも関わらず、目は開けやすくなり視界が広がって手術をして良かったと思っているとのこと。

ご家族の方も当院に通ってくださっているのですが、頭痛や肩こりが楽になったそうです、とお母様にもとっても喜ばれました。



一重の方で目の開きが悪い方は、子供の頃からずっとおでこを挙げてものを見ているために比較的若い年齢からおでこにシワが刻まれたり、頭痛や肩こりが悩まされていたりすることがあります。皮膚のたるみが少ない若い年齢の方は二重を作って瞼を折りたたむことで目を開けやすくなり、今までのように努力をしなくても目が開くようになってこれらの悩みから開放されるかもしれません。


埋没法は、ダウンタイムが短く、傷跡が目立ちにくい良い方法だと思いますが、下垂の程度が左右で異なったりある程度以上の皮膚のたるみを伴う場合は切開法による重瞼形成をお勧めしております。また、埋没法は長期の経過で緩んだり外れたりすることもあります。外れても再度埋没は可能ですが、3回目以降であればやはり切開法が推奨されると思います。



当院では、保険適応がある方には保険で埋没手術を行っておりますが、ただ二重になりたいというだけでは手術適応にはなりません。

当院で行う眼瞼下垂手術は瞼が瞳孔にかかるくらい下がっている方で、まぶたが下がることで視界が狭い、頭痛や肩こりが酷い、見づらい、睫毛が刺さる、などの症状でお困りの方が対象です。手術の目的は瞼を開けづらくしている原因を改善して、瞼をあけやすくすることです。

保険で行う手術であってもできる限り審美的な配慮は致しますが、美容目的の手術ではありませんので、二重幅や左右差に関する細かい注文や、外見的な仕上がりに対するクレームには応じられませんので予めご了承ください。


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元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。

  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。

などが代表的な症状です。 眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。 眼瞼下垂手術について 手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で30分~1時間程度で、局所麻酔下に行います。 ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。 リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。


この記事の執筆者


元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子

所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)








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