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目の下の脱脂手術(表ハムラ法)

執筆者の写真: HASUMIHASUMI

今回の症例は少し前に目の下の脱脂(表ハムラ法)を受けていただいた方の経過の報告です。※御本人の承諾を得てお写真を掲載しております。写真のご協力ありがとうございました!



中~重度の目の下のたるみに対する表ハムラ法


下眼瞼脱脂(表ハムラ法)は目の下の出っ張った脂肪を皮膚を切開して除去し、頬の骨とくっついている靭帯を外して脂肪を凹んでいる部分にずらして凹みを均して影となっているクマを改善する手術です。脂肪を除去すると皮膚が余ってシワが残りますので、余った皮膚を切除してピンとさせることができるのが利点ですが、皮膚側に目立たなくはなりますが手術の創が残ります。



目の下のたるみによる機能障害はなく、審美的な目的での手術となりますので保険適応はなく自費診療で行う手術となります。



目の下のたるみの実際の症例のご紹介



今回は、最初から目の下のたるみを主訴に受診された方です。目の下の膨らみは割と若い頃からあったそうで、ずっと気になっていたとのこと。

皮膚のたるみも強い、このような方は皮膚切開法がおすすめです。単なる脱脂術だけだと、シワシワの皮膚が残ってしまい、かえって老けてみえてしまう可能性があるからです。





皮膚側から睫毛ギリギリを切開し、眼窩隔膜に包まれた脂肪を摘出、一部は脂肪弁として吸収糸でゴルゴラインの皮下に縫い付けます(4日後に抜糸)外反予防のために眼輪筋を目尻の骨膜の部分に縫い付けて水平方向の引き締めを行ってから、余剰皮膚を2~3ミリ切除しました。



手術直後
手術直後



脱脂が終わったところです。





一生懸命冷やしてくださったようで、翌日は思いのほか、腫れは少なかったですが、冷却は術後48時間はしっかりと行っていただきます。



4日後のゴルゴラインの抜糸の時です。出血は吸収されつつありましたが、まだ結構残っています。抜糸後からは化粧はしても大丈夫ですので、内出血はコンシーラーなどで隠して頂きます。



脱脂手術8日後
脱脂手術8日後

8日後には目の際の縫合糸を抜糸しました。血腫は吸収過程では黄色くなって最後には元の肌色に戻ります。肌色が完全に取れるのは2~3週間かかりますが、お化粧するのは抜糸後から可能です。まだ腫れが結構ありますので心配とは思いますが、腫れは時間とともに改善していきます。


脱脂手術3ヶ月後+ボトックス2週間後
脱脂手術3ヶ月後+ボトックス2週間後

3か月後は内出血も消え、眼のまわりが明るい印象です。目の下の段差がなくなり、老け込んだ印象が改善しました。眉間のシワと鼻根の横皺が気になるとのことでボトックスも注射しました。シワはピンとして若々しい印象になりましたね!

傷はすっかり目立たなくなっており、眼の下のたるみも「気にならなくなった」とのことでした。お写真のご協力、誠にありがとうございました!

元町マリン眼科では、下瞼のたるみ取り手術(脱脂術)を行っております。手術は自由診療で、検査や薬剤等も自費となります。下瞼のたるみが気になっている方は一度相談にお越し下さい。



元町マリン眼科はまぶたのデパートを目指しています



私は外でも人の顔を見る時に瞼を注視しているようで時々人から指摘されます。そんな寝ても醒めても瞼の事を考えている私ですが、元町マリン眼科で診療しているうちに、まぶたの諸問題を全て解決するには保険診療のみでは難しいとの結論に達しました。そのため、自由診療でも手術を行っております。保険適応とならない軽度の眼瞼下垂、切らない眼瞼下垂手術をご希望の方などは自費手術もご案内できます。

また、瞼の諸問題を解決するため、日々シミやいぼをとる、シワの改善のためにボトックスを打つなどの小処置も行っております。傷を早くきれいに治すために日々勉強しております。瞼に関するどんな小さなお悩みでも、当院で対応できることがあればスタッフ一丸となって取り組んでおりますので瞼のお悩みは元町マリン眼科にご相談ください。



保険診療の手術は美容整形を安く行うためのものではありません



美容や見た目の改善を目的とする手術に国民の医療費は使えません。保険診療の手術は美容整形を安く行うためのものではありません。保険で行う手術は機能改善が最優先であり、術後の見た目に関するクレームには一切対応できませんので何のために保険で手術を行うのか、よく考えてからご相談ください。

また、美容整形後の修正や合併症の修正も当然保険適応はなく、自由診療での対応となります。自由診療で手術を受けるということは、その後の不具合が生じても自費で治療を受けることになる覚悟を持って手術を受ける必要があります。

当院でも他院で行った手術の修正を行うことがありますが、一度手術を受けた部位は瘢痕や癒着があり、手術は難しく、結果の予想がしづらい、術後の回復の経過も時間がかかります。そのような手術も保険適応では難しいとお考えください。




目の下のたるみ取り手術の費用やリスクなど


下眼瞼脱脂(結膜切開法)切らない脱脂術;瞼の裏の粘膜面を小切開し、脂肪を摘出します。通常は無縫合または吸収糸での縫合となりますので抜糸は必要ありません。皮膚のたるみが少ない、若めの方が対象となります。費用は330,000円です。局所麻酔は手術代金に含まれますが、静脈麻酔はオプション(22,000円)となります。



下眼瞼脱脂(皮膚切開法)下瞼のたるみ改善術;皮膚側の睫毛ギリギリを切開し、脂肪を摘出します。余っている皮膚を縫い縮めて外反予防のため下瞼を目尻の骨膜に水平方向に引っ張って縫い付けます。皮膚のたるみが多い、年齢が高めの方が対象となります。費用は440,000円です。局所麻酔は手術代金に含まれますが、静脈麻酔はオプション(22,000円)となります。


手術のリスク;出血、痛み、腫れ、逆まつげや内反症、外反、再発、左右差、期待した効果が得られない等

ごくまれに複視、薬剤アレルギー等ありますが、これに限りません。



目の下のたるみ取り手術のモニター募集中



ただいま、自費手術オープニングキャンペーンでモニターをそれそれ若干名募集しております(写真のSNS、HP利用で手術代金割引あり)。詳細はクリニックまで、または直接来院の上お問い合わせ下さい。(診察となった場合は初診カウンセリング料がかかります。)



この記事の執筆者


元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子


所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)












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