最近GXXgleの検索順位が落ちたのか、9月に入ってブログを見てくれる人が激減して困っています。眼瞼下垂の症例写真ばかり載せているのが原因なんですかね。しかし、患者さんとしてはこれから手術を受けるにあたって一番気になる情報だと思って、患者さんにお願いして写真を使わせてもらっているのですが。。。見たい人がいることを信じて書いています。
いいね!してくれると張り切ってブログ書きますのでよろしくお願いします。
今日の患者さんは逆さまつげでお困りの患者様です。常に目頭側のまつ毛が入るので目が痒く、いつも抜いているとのことで来院されました。
蒙古襞の突っ張りが強く、目頭側の皮膚がかぶさってまつげが目にあたってしまっています。黒目も半分くらいしか見えてないのでひさしのように被った皮膚が邪魔でおでこを挙げないと上が見えない眼瞼下垂の状態です。
二重にするのが良さそうですが、埋没では目頭の皮膚の被さりが取り切れないと考え、目頭切開を併用をおすすめしました。瞼も分厚いので、どうせ切るなら切開法で重瞼をしっかり作ったほうが良いと考え切開法の重瞼形成+目頭切開を行いました。
翌日の腫れです。眼輪筋も切除していますのでパンパンに腫れていますね。やっぱり切開ですのでこのくらいは腫れてしまいますが、腫れはいつか引くと信じて待ちましょう。
抜糸後の様子です。右眼は既にとても開けやすくなってますね。左はまだ腫れが強いですが、左右差があることはよくあることです。
1か月後の様子です。瞼がこんなに動くなんて!と、とても喜ばれました。目頭切開のところは少し赤いですが、だんだんと目立たなくなっていくでしょう。
妹さんもやりたいとおっしゃっているそうです⁈
2か月後の傷跡です。目頭切開のところは、赤みが減ってきました。この日、左の下の瞼の内反症の手術を行いましたので、またいつか経過を報告させて頂ければと思います。
3ヶ月後の様子をアップデートしました。左の下睫毛の手術も終了して、睫毛が入らないってこんなに楽だったのね、と感激していました。
傷はもっと時間が経てば更に目立たなくなると思います。
最近私の中で、蒙古襞のつっぱりが強いのは、眼瞼下垂の一因になっているのではないか、という仮説のもと、目頭切開を積極的に行ってきましたが、この方の他にも蒙古襞を切開することで大分目が開けやすくなる症例を数例経験しました。
この方は、びっくりするほど目が開くようになったとおっしゃって下さったので、ブログで紹介したいとお願いしたところ、快諾して下さいました。お写真のご協力ありがとうございました。
GXXgleさんはビフォーアフターが気に入らないのか、定型文的な文章がまずいのかはわかりませんが、患者さんが求める情報を提供することがブログの価値だと思うので、私は今までの様に自分が勉強したことや、経験したことをわかりやすい文章にすることで、読む人にとってためになると思う事を書いていきたいと思います。
今日もブログをご覧くださりありがとうございました!いいねを押していただけますと励みになりますのでよろしくお願いいたします。
以下必ず書かないといけない部分、繰り返しになりますがご容赦の程お願い申し上げます。
元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
瞼が下がって視界が狭い。
上の方や横の方が見にくい。
テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。
眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。
眼瞼下垂手術について
手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。
また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6千円程度かかります。
手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。
ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は1~2週間で徐々に軽快します。
リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
この記事の執筆者
元町マリン眼科
院長 蓮見由紀子
所属学会・認定医
医学博士
日本眼科学会認定専門医
横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)