埋没法による眼瞼下垂と逆まつ毛の改善の症例のご紹介です。経過が良いので、ブログの出演をお願いしたところ、快諾してくださいました。眼科の検査で眼圧を計る際、まぶたが重く検査員にグッと持ち上げられたことが眼瞼下垂の手術を決意するきっかけになったそうです。
写真のご協力ありがとうございました!
1週間後のご様子です。視界が良くなり、上の方も見やすくなったそうです。
腫れも少しありますが、目立ちませんね。
1ヶ月後のご様子です。
「すっごい見やすいです!!」とのことです。
閉瞼時もとっても自然で、赤みも腫れもありません。
まつ毛も上向きに改善されました!
先日3ヶ月の検診にお越しいただいたときには、「眼圧の検査でまぶたを持ち上げられずにできました!!」と、とっても嬉しそうな笑顔見せてくださり、晴れてフォロー卒業となりました。
傷が目立たず、自然な二重を作れる埋没法による二重形成
最近、傷がきれいで、ダウンタイムが短い埋没法を見直して、適応がある方には積極的に行っています。良い適応なのは皮膚のたるみが少なく、瞼が薄い方で薄っすらと二重線があるかないか、という方にはおすすめの術式です。この方は比較的薄い瞼なので埋没法でも経過が良かった方です。
瞼が分厚い方は、埋没糸が外れやすくて難しいのですが、瞼が分厚い方はそもそも二重になりづらく、切開法でやったとしても二重は出来づらいと思います。その為、私は瞼が分厚く奥二重の方は眉下切開をおすすめすることが多いですが、瞼が分厚い人は腫れが長引きやすく眉下切開で行ったとしてもダウンタイムが長くなります。瞼が分厚い方には埋没法はおすすめしませんが、外れてもよい、外れたら切開を受け入れてくださる方には検討することはあります。
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元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
瞼が下がって視界が狭い。
上の方や横の方が見にくい。
テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。
眼瞼下垂手術の費用やリスク
眼瞼下垂手術について手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。 リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
この記事の執筆者
元町マリン眼科
院長 蓮見由紀子
所属学会・認定医
医学博士
日本眼科学会認定専門医
横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)