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執筆者の写真takeshita

眼瞼下垂手術について

更新日:2022年4月7日



看護師の竹下です😃


今日は眼瞼下垂について説明します。

眼瞼下垂はその名の通り、瞼が下がり黒目の一部、あるいは大部分を覆いつくしてしまう病気です。


先天性と後天性に分けられます。


先天性は生まれつき瞼を引っ張り上げる筋肉(眼瞼挙筋)が発育異常である場合をいいます。


後天性は加齢に伴い皮膚がたるんでくることだけでなく、手で眼をこすったりするなど、日常の生活習慣の積み重ねでだんだんと瞼が下がってきてしまうことをいいます。


また、長年コンタクトレンズを使用している人はそうでない人に比べ眼瞼下垂になるリスクが高いと言われています。


これは、コンタクトレンズを入れたり出したりする際に瞼を強く引っ張ることで瞼が伸びてしまったり、ハードコンタクトレンズの縁・表面による刺激で上瞼に慢性的な炎症が起こるためです。



まれに重症筋無力症という病気が隠れていることもありますので医師による診断が必要です。



眼瞼下垂の患者さんは瞼が下がって上の方の視界が見えにくいため、日常的に眉毛をあげて物を見ようとします。

それによりおでこにシワが寄ったり、ひどく眼が疲れたりしてしまいます。


また瞼が上がらないので、顎を上げて物を見ようとします。これにより肩こりや頭痛を起こすこともあります。


そういった症状で悩んでいる患者さんが来院されて、医師より眼瞼下垂と診断された場合には眼瞼下垂の手術を提案しています。


術式はいくつかありますが、その人のなりたい顔と、瞼を持ち上げる筋肉の力(挙筋機能)や余っている皮膚の量をみて患者さんと一緒に決めていきます。



今回の写真の方は眉毛下皮膚切除という術式で手術を行いました。

瞼のたるんだ余分な皮膚を取り除く手術です。


この手術は眉毛の下のラインに沿って皮膚を切り取るので、術後の傷があまり目立たないのが特徴です。

また視界が見やすくなるだけでなく、皮膚を切り取ったぶん顔が若返った印象になります。



手術時間はおよそ1時間ほどです。




〜手術後の流れ〜


術後はガーゼを当てたまま帰宅します。

腫れるのでご自宅でもよく冷やすことをおねがいしています。


抗生物質を3日分、頓服の痛み止めをお渡しします。


翌日出血がないかを確認後ガーゼをオフします。


その後は軟膏を塗って過ごしていただき、1週間後に抜糸となります。


1ヶ月後には腫れも引いてきて傷跡もほとんど目立たなくなっています😄


さらに3ヶ月ほどすると傷の赤みはおさまり自然な瞼になります。

(治癒のスピードには個人差があります)



before(術前)



after(術後1ヶ月)




before(術前)



after(術後1ヶ月)

※写真のご協力ありがとうございました✨



術後3ヶ月の創部のアップの写真です。

傷は更に目立たなくなってきています。傷跡の赤みは半年くらいでほぼ改善します。






お若い頃のはっきりとした二重に戻ったようで、まぶたが軽くなったとのことでした。

眉毛のムダ毛のところもスッキリとして若々しい印象になりましたね!



当院の院長は数多くの眼瞼下垂治療、手術に携わっており、経験豊富ですので納得のいくまでご相談いただければ幸いです😃


眼瞼下垂手術について


手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。

また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6千円程度かかります。



手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。


ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は1~2週間で徐々に軽快します。


リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。



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