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執筆者の写真HASUMI

眼瞼下垂手術の自覚的変化と他覚的変化

最近眼瞼下垂手術のブログの出演許可のみ頂いて、更新が遅れています。楽しみにしてくださっている方申し訳ございません。

事務のNさんが最近占いで「天変地異並みの大事件が起こる」と言われたそうで、心当たりはなくはないのですが元町マリン眼科は今日も元気に診療しております!

11月は年内に手術を終わらせたい人のご希望に応えるためにかなり手術件数をこなしていたのもブログ更新できなかった要因です。


さて、今回のブログ出演者はお嬢様の勧めで受診し、眉下切開を受けていただいた方のご紹介です。(御本人の許可を得て写真を掲載させていただいております。ご協力ありがとうございました!)




元々眼が小さい方で、上と下はどこが違うのか、間違い探しくらいあまり差がないように見えます。しかし御本人は手術翌日から「明るくなってよく見えます!」と喜んでくださったのです。

ではどこが変わったのか解説していきます。





上の術前の写真では、まぶたを持ち上げるためにおでこに相当力が入っていることが、おでこのシワの深さから見て取れます。また目尻側の皮膚が被さっているために、斜視のように黒目が外側に寄ってしまっています。黒目の反射も弱いことから、眼に十分な光が届いてないことがわかりますね。

下の術後の写真では、おでこの力が抜け、眼はその形を取り戻し、黒目に光が射しています。明るくなったという御本人のコメントにも納得ですね!





この方は出血も少なく、術後の腫れはかなり改善が早かったので、1ヶ月で卒業になりました。1ヶ月後でもすでに傷跡は殆ど目立たず御本人もなんの心配もないとのことでした。


眼瞼下垂のビフォーアフターはこんなに顔が変わった、こんなに若返った、と外見の変化に目を奪われがちですが、外見に着目しすぎてしまうと美容の手術との境目があやふやになってきてしまいます。外見に重きを置くなら美容外科で自費で手術を行うべきで、大切な国民の医療費を使うなら本当に困っている患者さんのために時間と税金を使うべきと思っています。

では自費でもやりたい人はどうすればいいか、それは毎日私の心の中で葛藤している問題でもあります。自費をやらないことを言い訳にしたくないのですが、自費に時間を使うと保険の必要な人の時間が減る、という問題もあります。春頃までには自分なりの結論を出したいと思っています。



最近ブログの閲覧数が減ってがっかりしていますが、いいね!やフォローで励まされます。ブログを応援して下さる方は是非いいね!をよろしくお願い申し上げます。



元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。

  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。

などが代表的な症状です。 眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。 眼瞼下垂手術について 手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。 ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。 リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。


この記事の執筆者


元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子

所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)








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