top of page
執筆者の写真HASUMI

眼瞼下垂症が目薬で治る⁈

更新日:10月8日

先日、どこかの先生のブログかインスタかで40代以上はほぼ全員眼瞼下垂という衝撃的な記事を見ました。ある意味それは真実なのかもしれないと思った事件があったのです。


当院のあるスタッフが「最近いつも充血して、結膜が黄色く濁ってきてしまったんですよね~」というので、


蓮「そうか~、じゃあ院内にあるXXXX(点眼の名前)を試してみたら?一発で真っ白になるよ」


スタッフ「へー、試してみたいです」


蓮「眼瞼下垂も治るよ」


スタッフ「ええ⁈ほんとですか?ますます試してみたいです」


というので私と2人のスタッフが片方だけさしてみました。





向かって左側の目につけた5分後が下の写真です。

白目も真っ白になっていますが、瞼が片方だけ上がってます。自分では自覚なかったのですが

「先生!そのまま外来はちょっとヤバいです!」とのこと。

慌ててもう片方の目にもさしましたが、しばらくの間は両目開いてる感がすごかったです。しかし2~3時間で切れてしまいました。

人にさんざん手術を勧めておきながら、なんと自分が眼瞼下垂だったとは!




ちなみに当院の40代スタッフは全員目薬で瞼が上がって、眼瞼下垂だったことが判明しました。確かに40歳以上はほぼ全員眼瞼下垂なのかもです。


ちなみにこの薬はちゃんとした処方薬です。適応は結膜の充血ですが、充血の改善は一過性のもので、対症療法的に使用されるものです。充血するのは理由があるので、治療の基本は根本的な原因を改善することです。


眼瞼下垂に効く理由はミューラー筋という瞼を持ち上げる筋肉が収縮するからですが、やはり効果は一時的で、切れてしまえば元の木阿弥です。短時間のデートの前や勝負の前にはいいかもしれませんが。。。


自分が眼瞼下垂なのか、迷っている方は使用してみてもいいかもです。使ってみてお困りの症状が改善すれば手術を受けるきっかけになるかもしれません。



横浜で眼瞼下垂の相談なら元町マリン眼科へ


元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。

  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。

などが代表的な症状です。 眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。 眼瞼下垂手術について 手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。 ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。 リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。



眼瞼下垂よくある質問


当院の院長 蓮見が眼瞼下垂について患者様からよく聞かれる質問にお答えしています。




この記事の執筆者


元町マリン眼科

院長 蓮見由紀子

所属学会・認定医

医学博士

日本眼科学会認定専門医

横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)










閲覧数:6,375回

最新記事

すべて表示
bottom of page