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眼瞼下垂術後の経過・重瞼形成編

更新日:2022年4月7日

暖かくなって、桜ももうすぐ満開です。

花がいっぱいの春は良いのですが、花粉が辛いという方。

当院では花粉症の点眼はもちろん、ひどい方には内服薬も処方していますので、痒みを我慢せず受診してくださいね。



ところで今回は、眼瞼下垂による頭痛に悩まされていた女性の眼瞼下垂手術の経過です。

友人が眼瞼下垂の手術を受けて、頭痛や肩こりが改善したので、自分もそのせいなのではないか、と相談にいらっしゃいました。

(ご本人の承諾を得て写真を掲載しております。お写真のご協力ありがとうございました!)





ものもらいを繰り返しているとの事で、右目はものもらいもあって腫れていますが、もともと腫れぼったい感じの瞼だそうです。よーく見ると前髪の陰にはおでこに3本横じわが出来ています。瞼が被さるために、おでこを使ってみる癖がついているのでしょう。頭痛はそこから来ているのかもしれません。


この方には重瞼形成を勧めました。というのも被さりが取れれば、この方は瞼を上げる力(いわゆる挙筋機能)は問題ないからです。


手術は局所麻酔下に行いました。この方は少し皮膚が余っているので、余剰皮膚を幅2ミリで取って、眼輪筋を切除して瞼を薄くし、二重ができやすいようにしました。

術翌日の写真です。瞼はパンパンに腫れていますが、おでこの皺は改善しています。




抜糸まで軟膏を塗ってもらいました。1週間後の抜糸後の写真です。

まだ少し腫れていますが、眉毛は下がっています。



術後1か月の再診時です⇩。

腫れもだいぶ引いて自然な感じになってきました。

ご本人は頭痛や辛い症状が改善して本当にやって良かったとおっしゃってくれました。



術後4ヶ月の状態です。

腫れはすっかり引いて、予想通りの二重になりました。おでこの皺もすっかり改善していますね。

自然な感じで周りの方には手術したことがあまりわからないとの事でした。




ご本人は、手術をして本当に良かったと思っていらっしゃるそうで、周りの方にも手術を勧めてくれているとの事でした。

また、ものもらいを繰り返していたのに、ぱったり良くなったそうです。当院でマイボーム腺を温める指導をしたところ、それも習慣にしてくれているとの事でした。


(*術後の経過や結果には個人差があります。)



元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。

眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。


  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。


などが代表的な症状です。

眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。



眼瞼下垂手術について


手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。

また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6千円程度かかります。



手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。


ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は1~2週間で徐々に軽快します。


リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。




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