前回に引き続き、今回は、患者さんがどんな症状でお困りで手術を受けることにしたのか、またその症状は術後に改善したのかを伺ってみました。
まず最初の質問は、眼瞼下垂手術を受けた理由です。
最も多かった理由は、上が見にくい、視野が狭いという症状でした。
また、2番目に多かった理由は瞼が腫れぼったくて見た目が良くない、眠そうだといわれる、という理由でした。また、原因不明の肩こりや頭痛があるという方も3番目に多くいらっしゃいました。
次に当院で手術を受けた理由を聞いてみました。
インターネットなどでご自身で検索して受診した方や、ブログやSNSなどを見て受診した方が大多数を占めていました。
次に術後に改善した症状を伺ってみました。
最も改善したのは、視野が広がった、明るくなったという症状で69%の方が回答しました。
次いで多かったのは、眼が大きくなるなどの外見的な変化が62%でした。眼が楽に開けられるようになった方が50%、まつ毛が邪魔にならなくなった方が38%いらっしゃいました。
頭痛や肩こりは完全にはなくならないが、よくなった、軽くなったという方が多い印象です。
術後に感想を聞くとたまに、眠気がなくなった、という方がいらっしゃるので項目に入れてみましたが、今回の調査では回答された方はいませんでした。
まとめると、手術前最もお困りだった症状は視野が狭い、上の方が見にくいでした。
術後に改善した症状で最も多かったのは視野が広くなり明るくなったという回答でした。
最近ブログの閲覧数が減ってがっかりしていますが、いいね!やフォローで励まされます。ブログを応援して下さる方は是非いいね!をよろしくお願い申し上げます。
元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。 眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。
瞼が下がって視界が狭い。
上の方や横の方が見にくい。
テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。
おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。
睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。
などが代表的な症状です。
眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。
眼瞼下垂手術について
手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。 また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6~7千円程度かかります。 手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。
ダウンタイム
2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は2週間程度で徐々に軽快します。1ヶ月位は朝むくんだり、まぶたが赤いなどの症状が見られることがあります。傷の赤みは半年くらいで徐々に改善していきます。
リスク
出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。
この記事の執筆者
元町マリン眼科
院長 蓮見由紀子
所属学会・認定医
医学博士
日本眼科学会認定専門医
横浜市立大学附属病院非常勤講師(ぶどう膜専門外来)
#もとまちユニオン