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瞼を手で持ち上げている…それは眼瞼下垂です

更新日:6月27日

今日の症例は、70代の男性の方です。(*ご本人の承諾を得て写真を掲載しております。お写真のご協力ありがとうございました!)


お嬢様がマリン眼科に通われていて、ご紹介下さったとの事で来院されました。

見にくいので瞼を手で持ち上げて見ていたそうです。その症状は眼瞼下垂じゃないの?と指摘してくれたとの事。



眼瞼下垂手術前の70代男性
眼瞼下垂の症状

なるほど、だいぶ見にくそうです。目尻側の皮膚の垂れ下がりで、側方は特に見づらそうですね。眼と眉がだいぶ離れており、垂れ下がった皮膚を持ち上げるために、眉の上の筋肉に大分力が入っています。


しかし、被さりが取れれば瞼は開いており、眉下切開の手術が良さそうです。

手術ではたくさんの皮膚を切除しました。

術後翌日の写真です。


眉下切開翌日のダウンタイム画像
手術翌日の腫れ具合

結構腫れているにもかかわらず、翌日から良く見える、と喜んでいらっしゃいました。

術後1~2日は良く冷やしていただき、3日目から通常の生活を送って頂きます。

1週間後以降で抜糸を行います。


下の写真は1か月後の様子です。


眉下切開を受けた男性の1ヶ月後の傷跡
眉下切開1ヶ月後の様子

傷跡はまだ少し赤いのですが、だいぶ目立たなくなりました。

糸のように細かった眼はぱっちりして20歳は若返りましたね!

ご本人は何より、翌日から見えるようになり、快適に過ごしていると喜んでいらっしゃいました。

眼科医として、この手術をしていて一番うれしいお言葉です。

傷の赤みも次回の時にはもっと薄くなっている事でしょう。



あなたのご家族も、眼瞼下垂でお困りではありませんか?

いい年だから、とか、年齢のせいだから仕方ない、と諦めてしまう事はありません。

実際見にくいだけでなく、顎を上げているので首や肩がこる、おでこに力が入って頭痛がひどい、など眼瞼下垂による症状は体のいろいろな部分に不調をきたし得るのです。



元町マリン眼科では、眼瞼下垂の日帰り手術を行っています。

眼瞼下垂手術は下垂による症状があり、診断基準を満たせば保険適応での手術が可能です。

  • 瞼が下がって視界が狭い。

  • 上の方や横の方が見にくい。

  • テレビや本を見ていると瞼がつぶれてくるので手で持ち上げている。

  • おでこや頭に力が入って頭痛や肩こりが取れない。

  • 睫毛が被さって見にくい、あるいは睫毛が良く入る。

などが代表的な症状です。

眼瞼下垂でお困りの方は、元町マリン眼科へご相談ください。



眼瞼下垂手術について


手術の費用:3割負担で両眼で50000円前後、1割、2割負担の方は自己負担上限金額です。

また、眼瞼下垂を伴う全身疾患が疑われる場合は初診時に採血を行います。初診料と合わせて6千円程度かかります。


手術時間は両眼で1時間程度で、局所麻酔下に行います。


ダウンタイム:2~3日はかなりまぶたが腫れます。1週間後に抜糸を行います。内出血は1~2週間で徐々に軽快します。


リスク:出血、痛み、低矯正、再発、創感染、薬剤アレルギーなど、ごくまれに瘢痕形成。







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