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執筆者の写真HASUMI

結膜母斑に対するレーザー治療

今回は治療経過が良くてとても喜んでいただけた症例をご紹介したいと思います。

*ご本人の承諾を得て写真を掲載しております。ご協力ありがとうございました!



結膜母斑に対するレーザー治療の経過


生まれつきある白目の目頭側の茶色いシミを取りたいというご相談です。




赤ちゃんやお子さんの白目は真っ白ですよね。

長年生きていると紫外線やドライアイの影響、コンタクトレンズの使用による機械的な刺激等々いろんなものに暴露されて、白目もだんだん濁ってきます💦

また、膨らんできて瞼裂斑という物ができることもあります。


これらの変化が気になっても、眼科で相談すると、悪いものではないからほっておけば良い、それは加齢による変化で取れないものです。と片付けられてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。



結膜母斑の照射前


実は結膜のシミはレーザーで治療できますが、保険適応はありません。自費での治療になります。この方は自費での治療を希望されました。


結膜母斑のレーザー治療の流れ


麻酔の点眼などの前処置をして、麻酔の点眼後、眼にレンズをあててレーザーを照射します。

痛みはそれほどありません。照射時間は5分くらいで終わります。


術後は充血を抑える点眼を処方します。破壊されたメラニン色素は徐々に吸収されて薄くなっていきます。

2週間後に術後のフォローのためご来院いただきます。



術後2週間後の写真


レーザー照射2週間後の様子

上の写真は術後2週間後の同じ部位です。

母斑は大分薄くなって色素はほとんど目立たなくなりました。

ご本人は喜んで、写真の使用を快諾してくださいました。


結膜のシミのレーザー治療は当院のメニューにはまだ掲載しておりませんが、もしお困りの方がいらっしゃればご相談ください。費用は5,500円x長径mmです(自由診療)。他に初診カウンセリング料3,300円、術後点眼薬1,100円、その他検査があれば検査費用がかかります。

また、濃いシミや大きなシミは1回では取れない可能性もあります。再照射はその都度料金は発生します。


リスク;治療に伴うリスクとして、以下が挙げられます。

  • 一時的な充血、腫れ、または軽い痛み

  • 治療部位の色素沈着または色素脱失

  • 結膜の損傷や炎症

  • 予期せぬ合併症(例: 感染症や瘢痕形成)



また、結膜の茶色いシミのような色素斑の中には、ごくまれに腫瘍や悪性の可能性があるものもあります。万が一その可能性があれば、レーザー治療の対象ではなく、生検や大きな病院での精査をお勧めすることになります。



元町マリン眼科・美容皮膚科では、とくに目と目周りを美しく健やかに保つ治療に力を入れております。

結膜のシミでお困りの方、「年齢のせい」「害はないのでほっておけばよい」などと諦めずに元町マリン眼科へご相談ください。



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